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こんにちは!ブログ担当YUKIです。baseは埼玉県さいたま市のダイビングショップ。シュノーケリング&スキンダイビングからダイビングプロコースまで開催、ドルフィンスイムもあり。ご来店はお気軽に!
by divestationbase
チャリティスイム活動報告
12月24日夜、福島のワンちゃん・ネコちゃんたちのためのチャリティスイムを開催しました。
ワンちゃん、ネコちゃん達の為にとご参加下さったみなさん、本当にありがとうございました!!

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今回のチャリティスイムの費用は、スキンダイビングやドルフィンスイムを通してご縁のあった長谷川潤さんを通して、福島県飯舘村のワンちゃんネコちゃんたちの為に役立てていただきました。

今回の活動はNPO法人SORAアニマルシェルターの活動の延長としてボランティアで行われているもので、シェルター外で飼い主さんと一緒に住むことができない福島県飯舘村のワンちゃん、ネコちゃんたちの給餌や見回りなどが中心です。(フードや一部備品はSORAからの協力があるそうなのですが、それ以外の費用は全てボランティアの方達が各自で負担をしていらっしゃるそうです)

長谷川潤さんから、現地へ行った時のリポートが届いていますので、ご紹介させていただきます。

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1月23日に、福島第一原発の事故で全村避難が続く福島県飯舘村に3人でうかがい、村に残された犬たちの見回り&お世話をして来ました。
今回の活動に際しては、草地ゆきさんと、ゆきさんが主宰するドルフィンスイム練習会の参加者の皆さまから、多大なるご寄付をいただきました。
ご寄付は、ワンコのおやつや見回り活動に必要な物品の購入、現地へ行くための交通費等に使わせていただきました。
改めまして、厚く御礼申し上げます。

阿武隈山地にある飯舘村は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により放射性物質に汚染され、全村避難となりました。
しかし原発から20km圏内の「警戒区域」が、昼夜問わず立入禁止だったのに対し、飯舘村は20km圏外だったため、昼間は立入が許される「計画的避難区域」となりました。

そして、飯舘村の避難者用仮設住宅は、全面的に犬や猫との同居が「不可」となっています。
この2つの「条件」のため、飯舘村では犬や猫を自宅に残して避難し、昼間に帰宅した時に犬や猫のお世話をする、という方が多くいらっしゃいます。

現在飯舘村で暮らしている犬は約200頭、猫は400匹と推定されています。
飼い主さんによっては、毎日帰宅できない方もいるため、県の内外からボランティアがあつまり、村内の犬や猫のお世話をしています。

私たちが今回訪問したのは、村の北部に位置する大倉地区の5件のお宅です。

▽「笑顔」が素敵な、イチちゃん。
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▽美猫のホタテちゃん。人とも犬とも仲良し。
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▽ホタテちゃん。この日は飼い主さんが一時帰宅していたので、お家の中にいました。
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▽昨年の秋に生まれたシーサーくん。
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▽人見知りなチビちゃん。でも実はアグレシッブで、この日も野山を駆け巡って「テン」を捕まえて来ました。
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▽クロちゃんとツーショット。
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もっと多くの家を回りたかったのですが、この日は夕方から本格的な雪になる予報だったため、いつもより早く活動を切り上げざるを得ませんでした。

飯舘村は、今年は雪が少ないそうですが、真冬は昼間でも氷点下の日が多く、洗面器に入れた飲み水には厚さが3cmもある氷が張っていました。

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でも犬たちは基本的に寒さに強いようで、元気な子が多かったです。
お散歩する時も自分から雪の上を選んで歩く感じです。

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でも、水が飲めなくなるのは一大事です(^_^;)

少しでも温かいご飯を食べてもらえるように、ウェットフードは湯煎してから、熱湯を入れた湯たんぽと一緒にクーラーボックスに入れてみました。
ごはんが温かいと、やはり食いつきがぜんぜん違います。
ちなみにこの湯たんぽも、ドルフィンスイム練習会の皆さまからの寄付金で購入させていただきました(^^)

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当初の計画より大幅に遅れている除染作業は、土曜日であるこの日も行なわれていました。
放射性物質で汚染された土や草木を入れておく真っ黒なフレキシブル・コンテナバッグ(フレコンバッグ)は、12月に訪問した時に比べて大幅に増えていました。

写真の黒いものが、放射性物質で汚染された土や草木を入れたフレコンバッグ。
田畑や家の軒先に仮置きされています。

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現在飯舘村は「計画的避難区域」が「居城制限区域」「避難指示解除準備区域」「帰還困難区域」の3つに再編され、放射線量が高い「帰還困難区域」の長泥地区を除いて、平成29年3月までに避難指示が解除される予定です。

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帰還準備のための長期滞在も許可されるようになり、村は以前にくらべて若干活気が出てきたようにも思われます。
村にはコンビニ(セブンイレブン)の仮設店舗もでき、除染作業員さんの憩いの場としてにぎわっています。

避難指示が解除されるまでは、引き続きワンコ・ニャンコと飼い主さんの見回りを続けて行きたいと思います。
今後も暖かく見守っていただけると嬉しいです♪


「犬と猫と人間と2」“わたしとあなたにできること”プロジェクト
長谷川 潤

※被災動物やペット防災に関する情報を、下記のFacebookページで配信しています。
https://m.facebook.com/inuneko2.dekirukoto/


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長谷川さん、ワンちゃんネコちゃん達の為に活動してくださって、また私達にも協力できるきっかけをくださって、本当にありがとうございました!
まだ寒い中で一生懸命暮らすワンちゃんネコちゃん達の心と体を温めるお手伝いが少しでもできたのだったら、とても嬉しく思います。
彼らが、元気に冬を越してくれますように!
また、チャリティスイムにご参加くださったみなさんも、どうもありがとうございました!!



ダイビングショップbase くさち ゆき
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by divestationbase | 2016-02-10 18:03 | シュノーケリング&スキン
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